みなさんはケイパビリティって言葉を知っているだろうか??
ちなみに僕は全然知らない・・・かな(*´з`)
- みなさんはケイパビリティって言葉を知っているだろうか??
- ケイパビリティとは
- またマネジメントというケイパビリティを持つ会社は多い
- それはリソース・ベースト・ビューという。
- そしてさらに経営資源やケイパビリティが本当に会社の強みになっているのかを分析する手法としてVARIO分析がある。
ケイパビリティとは
企業が技術やデザインやマネジメントなど他社よりも優れた能力のことを意味する
たとえば他社の追随を許さない技術は特許によって守られた技術や組織風土によって継承された技術など
ちなみに重厚長大の象徴だった造船業の技術はまさに組織風土によって培われた体系化されていない技術に強みがあったりする。
今でこそ技術が進展してNC旋盤や3DCADが生まれたことで要求された船の設計をこなすことができるけれど、実際に船を建造するにあたっては設計通りに曲げができなかったり、計算通りの位置にスクリューを設置したら真っ直ぐ進まないなどの不具合がおきる。
そんな不具合を補正するのは感覚的なところで、それは長年培った技能者の経験によるものと彼らの親分が代々承継された技術によるもの。
それこそがまさにケイパビリティ!
またマネジメントというケイパビリティを持つ会社は多い
その最たるものが、
トヨタ自動車
この会社は徹底したマネジメントによって極限まで無駄を省き、原価低減と品質向上という巧みの領域を実現した企業集団。
企業のケイパビリティはどこか?
それは何故確保されているのか?
そのケイパビリティは他社の追随を本当に許さないのか?
そんなことを有価証券報告書を使って競争相手と比較することができる。
例えば、マネジメントがケイパビリティだとする会社は、実は社長のカリスマ性のみだったとしたら世代交代とともに競争力を急速に弱めていく。
それから経営資源からケイパビリティをみるという方法もある。
それはリソース・ベースト・ビューという。
これは企業が保有する経営資源を
- 財務資本
- 物的資本
- 人的資本
- 組織資本
に分類して、企業が保有するケイパビリティやコンピタンスを分析するというもの。
その中では経営資源の組み合わせとして、原料調達、研究開発、製造、企画、販売などのバリューチェーンを分析するという方法でケイパビリティを見つけ出すこともできる。
そしてさらに経営資源やケイパビリティが本当に会社の強みになっているのかを分析する手法としてVARIO分析がある。
VARIO分析は
- Value(経済価値)
- Rarity(希少性)
- Inimitability(模倣困難性)
- Organization(組織)
の4つの頭文字をとって名付けられている。
企業が内部に能力を蓄えていきながら外部環境と適合していき競争優位を確認するための手法になる。
ヤフーファイナンスの掲示板で自称プロの投資家といって頻繁に投稿している人が、これまでどの銘柄に投稿しているのかを見ると、産業や企業に一貫性がない人が多い。
これはもしかしたらこういう分析をしないで投資をしているテクニカル志向の人たちなのか、素人なのかと思ってしまう。
たぶん、たぶんだけどこのあたりは無意識でもやってしまえるくらい慣れておくべきだと思う( `ー´)ノ