株式投資をするときに素人ファンダメンタルズは投資先企業のファンダメンタルだけで評価する。
でも企業は国内外の経済や金利、為替、地政学上のリスクなどの影響を受けるし、業界内のプレイヤーの影響も受ける。
だから本来なら投資先企業の分析をする際にはそれらの影響についても分析する癖を持たないとダメらしい(*´з`)
そこで投資先の株がどのような特徴によるかを知るために、
会社は景気循環に対してどのような影響があるか?
を知ることが大事らしい。
景気循環???
景気循環は景気は短期、中期、長期と様々な循環があって
短期ではキチン循環といって、約40カ月の周期で在庫循環がある。
中期ではジュグラー循環(約10年周期)やクズネッツ循環(約20年)があり、工場の設備投資や商業施設の建設などがある。
これは設備や建物の耐用年数などを考えれば、おおよそその景気循環があることがわかる。
そして長期になるとコンドラチェフ循環(約50年周期)で技術革新や産業革命などがある。
今のAIやIoT、クラウド化、ビッグデータ、ブロックチェーンなどの技術はコンドラチェフ循環にあたるかもしれない。
景気循環について拡張と後退は景気動向から判断されるが、それは内閣府の
が景気基準日付として発表している。
また景気予測にはコンポジット・インデックス(CI)がある
コンポジット・インデックスは
①先行指数:一致指数に数カ月先行、景気予測に使える
②一致指数
③遅行指数:一致指数に数カ月から半年遅行、景気の転換点や局面を確認できる
がある。
先行指数で使われる系列は
- 最終需要財在庫率指数(逆サイクル)
- 鉱工業生産財在庫率指数(逆サイクル)
- 新規求人数(除学卒)
- 実質機械受注(製造業)
- 新設在宅着工床免責
- 消費者態度指数
- 日経商品指数(42種総合)
- マネーストック(M2)(前年同月比)
- 東証株価指数
- 中小企業売上げ見通しD.1
一致指数で使われる系列は
- 生産指数(鉱工業)
- 鉱工業生産財出荷指数
- 耐久消費財出荷指数
- 所定外労働時間指数(調査産業計)
- 投資財出荷指数(除輸送機械)
- 商業販売額(卸売業)(前年同月比)
- 商業販売額(小売業)(前年同月比)
- 営業利益(全産業)
- 中小企業売上高(製造業)
- 有効求人倍率(除学卒)
遅行指数として使われる系列は
- 第3次産業活動指数(対事業所サービス業)
- 常用雇用指数(調査産業計)(前年同月比)
- 実質法人企業設備投資(全産業)
- 家計消費支出(全国勤労者世帯、名目)(前年同月比)
- 法人税収入
- 完全失業率(逆サイクル)
- 決まって支給する給与(製造業、名目)
- 消費者物価指数(生鮮食品を除く総合)(前年同月比)
- 最終需要財在庫指数
これに対して投資先の銘柄が
- 景気循環株
- ディフェンシブストック
- 内需関連株
- 外需関連株
- 消費関連株
などに分けられる。
自分の株式投資のポートフォリオをつくるときにはこの観点で投資しておくのも良いかも知れない。