世界中に投資のプロがいる!
例えば、投資に向いている人種や民族ってあるのかな?
そういう疑問って思ったことはないか?
もしかしたら民族や宗教によって投資に向いているとか
起業家に向いているとか
商売やITが得意なんていうのはあるのかも知れない。
たとえばインド人は今ではIT人材を多く輩出しているが、それは「0」を発見した数学を得意とするインド人のDNAと、英国の植民地という負の歴史によって共通言語が英語を駆使する人を輩出した。
またユダヤ人たちは自分たちの国を奪われたため、
彼らは民族の血と神、そして契約を重んじた。さらにキリスト教では汚らわしいものとして忌み嫌われた「金貸し」を生きるために生業にしたことで金融の仕組みを掌握した。
これによって彼らはビジネスを得意にした。
そして侍の間で重んじられた禅宗は「無」と「空」を真理にしている。
ロウソクチャートを生み出した江戸時代最強の相場師
本間宗久
彼は相場に負けて破産した後、仏門に入り禅を学び稀代の相場師になった。
ちょっと話が長引いたけれど、それじゃあ投資に向いている人種や民族ってあるのか?
僕はこの本を読んで、その答えを見つけたような気がした。
その本は
マネーの公理
これは山々に囲まれた風光明媚な地
スイス
出身の銀行家たちが、酒場で投資について語り合い独自のルールを開発した。
それは
チューリッヒの公理
というもので、彼らはその公理によって投資で成功をおさめ、巷では
「チューリッヒの子鬼たち」
と呼ばれていた。
もともとスイスは資源や産業に恵まれない地域だったため、そこに住んでいた人の多くは出稼ぎに行き、その一部がチューリッヒの子鬼たちと呼ばれるほどの成功をおさめた
その公理は12からなる!
その公理はこんな感じ
- 心配は病気ではなく健康の証である。もし心配なことがないのなら、十分なリスクをとっていないということだ。
- 常に早すぎるほど利食え
- 船が沈み始めたら祈るな、飛び込め
- 人間の行動は予測できない。誰であれ、未来がわかるという人をたとえわずかでも信じてはいけない。
- カオスは、それが理路整然として見え始めない限り危険ではない。
- 根を下ろしてはいけない。それは動きを遅らせる。
- 直観はできるのであれば信頼できる。
- 宇宙に関する神の計画には、あなたを金持ちにすることは含まれてはいないようだ。
- 楽観は最高を期待することを意味し、自信は最悪に対処する術を知っていることを意味する。楽観のみで行動してはならない。
- 大多数の意見は無視しろ、それはおそらく間違っている。
- もし最初にうまくいかないのであれば忘れろ
- 長期計画は、将来を管理できるという危険な確信を引き起こす。決して重きを置かないことが重要だ。
これらのすべてにはチューリッヒの子鬼たちの一人を父に持つ
マックス・ギュンダー
によって書かれている。
もちろん彼も若くして莫大な資産を形成した。
この公理には様々なエピソードを交えているが、その中でも強い印象を与えるのは世界恐慌で莫大な財産を築き、天才投資家と言われた
ジェシー・リバモア
が成功し、失敗した理由を公理から説明していること。
この公理から僕は投資手法に見直しをする必要を迫られている。
そして早速その実践に取り組んでいる。
これでみなさんももしかしたら子鬼たちになれるかもしれない( `ー´)ノ