先月、東証1部上場企業の日本海洋掘削は会社更生法の適用を申請した。
そしてこれにより1,000円以上あった株価は一気に900円以上下落し、100円を切る事態に陥った!!
このような銘柄は資産規模が大きいし、主要株主には三菱グループが名を連ねているから多くの投資家は安心して投資していたのかも知れない。。。
けれど、実際にそんなわけにはいかず、今年に入ってから2000円以上値を下げた|д゚)
僕はこれまで、何度かこのようなインパクトのある銘柄で大きく資産を増やしたけれど、同時に大きく資産を失ってもいる。
この日本海洋掘削は先週末にだらだらと値を下げつつも、59円で下落が止まり不気味な状況で週末を迎えた。
そして今朝、なんとこの会社に三菱グループの日本郵船が経営支援をするというニュースが出て、ストップ高に張り付いた|д゚)
もしかしたら先週末の夜は三菱グループの幹部社員による会合
金曜会
が開催されて、日本海洋掘削の支援について話し合われたのかもしれない。
このニュースでストップ高に張り付いて、PTS取引でも上げてきたのには驚いた!!
それじゃあ、この会社の株価はどうなるのだろうか?
僕の経験からすれば、
いずれこの株価は下落する⇩
何故か??
その答えはシンプル
何故なら、この会社は会社更生法の適用を申請しているから!
会社更生法の適用を申請したら、会社は上場廃止になる
そのような会社に投資している株主には残余財産分配権があるけれど、倒産した会社に分配できるような財産なんかほとんどない。
多くは債権者など優先的に支払うから株主に残余財産なんてあるなんて聞いたことがない。
どれほどBPS(一株当たり純資産)があっても、倒産するときは負債を抱えているわけだし、十分な資産があればそもそも倒産なんてしないし( ;∀;)
僕は過去に会社更生法の適用を申請した会社の株を上場廃止直前に買ったことがあった。
その会社は
JAL(日本航空)
あれほどの大手企業で、しかも半官半民企業が倒産なんて未だに用意に合点がいかないんだけど・・・
このJALが上場廃止になる前に僕はこの会社の株を
半分博打、半分記念
で約1万株買った。
そして上場廃止から数週間が立った頃に来たJALからの手紙には
お前の保有する株には資産価値はない、しかしもし株券が欲しければ請求してもかまわない。
というもの。
つまり、倒産したんだから何もできないよ
と言われているようなもの( ;∀;)
そのときに悟った。
倒産した会社の株を保有してはならない
だから、日本海洋掘削も同じことが言える。
さらにJALの場合は日本海洋掘削と同じように京セラが経営支援して再上場を果たした!!
そして、やはりいったんは倒産した会社の株には価値もなく僕は再上場したときに恩恵を受けていない。
余談だけれど、JALが会社更生法の適用を申請し倒産してから数年が経った頃に品川駅の港南口を通ったら、元JALの社員たちが
不当解雇
という言葉を何度も連呼しながら、自分たちの訴えを道行く人たちに聞かせていた。
しかし、倒産した会社の社員が不当解雇を訴えるのはおかしい・・・
だって会社が倒産しているのだから"(-""-)"
日本海洋掘削の乱高下は続くかもしれないけれど、そういうことで超短期でしか参加できそうにない。