前回のブログではROE経営の重要さについて書いた。
そこで今回は実際にROE経営を実践している企業を探してみようと思う!
前回の復習だけど、ROEとは自己資本利益率と言って株主によって出資してもらった資本(自己資本)を活用していかほどの利益を生み出したのかを表す指標。
そしてこのROEについて研究をしてきた一橋大学教授の伊藤邦男氏によれば、
ROEが8%以上なければ、株主へのパフォーマンスにならない。
つまりROEが8%以下の企業は経営状態が低収益構造になっているので、株主より集められた資本を有効に活用されていないことを表すようだ|д゚)
となればROEが高い銘柄をスクリーニングで選び出せば良いかというと単純にそういう話ではないらしい。
これ前回の復習になるけれど、ROEの要素をみて判断しなければ間違った投資判断をしたことになる( ;∀;)
たとえばこの会社
という会社。
この会社の事業は東京や千葉を中心にマンションの管理やローソンのFC事業を行ってい
る。
この会社のROEはなんと
245.71% |д゚)|д゚)|д゚)
これほど高いROEだったら伊藤レポートのいうROE=8%以上というのをあっさりクリアしているんじゃん!!
と思って投資したらアカン"(-""-)"
まぁその前に少なくとも会社四季報に目を通して判断していると思うけれど、、、
このROE=245.71%についてそれぞれの要素をみると
〇税引後当期純利益=△279,505千円
〇自己資本比率=13.7%
〇1株当り純資産(BPS)=377.74円
〇1株当り当期純利益(EPS)=△56.62円
〇株価収益率(PER)=0.86倍
〇株価純資産倍率(PBR)=2.07倍
〇総資産回転率=2.15回
〇財務レバレッジ=7.3倍(全業種平均2.99倍)
ということで収益も財務も悪化している。ゆえに株主がこの会社に対して期待する将来の見通しを表す株価収益率(PER)が1倍を下回っている。
だからこの会社のチャートは下落している。
このような感じで、ROEをスクリーニングしたらそれぞれの要素を抽出して判断する必要がある。
最初は慣れないことをするから面倒に感じるかもしれないけれど、こういうことに慣れたら、むしろ隠れたお宝銘柄を探す行為そのものが楽しくなるのかもしれない(*'▽')
ちなみに僕はまだまだ慣れてないですが・・・( ;∀;)
ROE経営を実践している会社を見つけられるスキルがついたら「億り人」への道は近づくかも!!