株式投資を始めると必ず目にする指標がある!!
それは
ROE
ROEとは
Return On Epuity
の略で日本語でいうと
自己資本利益率
というらしい(勉強中なんであしからず・・・)
これは株式投資の指標には必ず出てくる。
このROEはどういう意味かというと
企業の自己資本(株主資本)に対する当期純利益の割合
を表す。
つまり株主が出資した資本が会社の利益となるのかを表していて、投資した資本の効率的な活用、もっというと企業が戦略的に企業経営をしているかを推し量る指標になる。
ROEは以前から重要な指標だと言われて注目されていたようだけど、これが近年とても重要視されているらしい。
それは「伊藤レポート」が原因にある。
伊藤レポートってなんだ!?
そう思う人は多いと思う(実は僕も・・・( `ー´)ノ)
伊藤レポートとは
一橋大学の教授
が書いた2014年に発表したレポートで、20年にわたって欧米と日本の企業のROEを分析した結果、
欧米の企業に比べて、日本の企業のROEが断然に低いということを指摘。
たとえば欧米の企業のROEは平均10%以上あるのに対して、
日本の企業は5%以下というのがザラ・・・
これが企業の競争力の差につながっているというものだ。
日本の企業ではよくある家族的な経営という言葉の裏にある
労働集約型の企業経営と低収益構造
これをROEという指標で示したのだ!!
このレポートを経済産業省をはじめ、金融機関でも取り入れるようになり
ROE=8%以上
これを評価指標にするという流れが出ているようだ。
だから株式上場し、機関投資家をはじめ株主とのフレンドリーシップをはかっている企業はたいてい
ROE経営
を重視する。
それなら、僕ら平々凡々のサラリーマン投資家は「億り人」になるためにも
このROE経営を採用している企業を厳選して、ROE改善過程に投資すればリターンが期待できるんじゃないか!!?
ちなみにROEを推し量る指標は以前のブログで紹介した。
デュポン式の分析
で活用できる。
またROEは
EPS(1株当り利益)÷BPS(1株当り純資産)
で計算することもできる。
だから、ROEの成長を分析するときは、
当期純利益 ÷ 自己資本
でみることや
デュポン式
で分析すること!
また
EPS ÷ BPS
でそれぞれの要素の変化を判断しなければならない。
だから単純にROEをみたときに、その指標が大きく伸びたとしてもただ自己資本が減ったからなのか?資産回転率が伸びたのか?EPSが増えたのか?などなどあらゆる角度でみておくことで原因がわかる。
こんな感じで企業がROE経営に舵取りをしたときに、どのような戦略を実行するのかイメージしておくのはサラリーマン投資家でもできる。
僕も勉強中だけど、早速試してはどうか??( *´艸`)