株式投資をするときに、投資の手法として大きく2つの属性がある!
それは
①ファンダメンタルを重視する方法
②テクニカルを重視する方法
である!
①ファンダメンタルを重視する方法
としては会社の業績や財務体質などを分析して、成長性を判断し投資判断につなげていくアプローチ
これに対して
②テクニカルを重視する方法は、ロウソクチャートや一目均衡線、波動観測など株価の値動きによって、今後起こる値動きを予測して売買するアプローチ
ファンダメンタルのアプローチをとる人たちについて、僕の考えでは機関投資家など長期間の投資をスタンスにしている人たちじゃないだろうか。
彼らは会社の業績から将来の成長を計算して、
あるべき未来の姿の価値
に投資をしている。
これに対してテクニカルのアプローチでは銘柄に投資をしている株主たちの日々の思惑から相場をはる手法で、業績から将来性を推し量るよりも日々の値動きの連なりを重視しているだろう。
ただいえることは、ファンダメンタルもテクニカルもどちらも専門的な知識が必要になる。
最近はネット証券によって簡単に計算結果を表示してくれるにしても、そこから投資判断をするには直観に頼るだけじゃ心もとない。
そこで今回紹介したいのは、
投資先のファンダメンタル分析をする際の簡単なアプローチの一つ
デュポンシステム
を使ったファンダメンタル分析
これはデュポン社が開発したと言われる分析手法で、ファンダメンタル分析をする際の軸となる指標は
ROE(自己資本利益率)=税引後当期純利益÷自己資本
にする。
そしてこのROEを3つの要素の分解する
それは
ROE=当期純利益率×総資産回転率×財務レバレッジ
である。
つまり、
ROE
=(税引後当期純利益/売上高)×(売上高/総資産)×(総資産/自己資本)
これによって
- 当期純利益率=会社の稼ぐ力(どれほど利益を確保できるか?)
- 総資産回転率=会社が調達した資産をどれほど効率よく売上に反映しているか?
- 財務レバレッジ=自己資本を活用してどれほど資金調達しているか?
もちろんこれらの指標はそれぞれ過去3年の指標から成長性を診るし、1~3それぞれを関連させながら診ていく。
そしてこれからの指標を業界他社と比較したり、会社の中期経営計画に書かれている成長性をみて、その実現可能性を評価することもできる。
そしてさらにはこのデュポン式のファンダメンタル分析にPERやPBRなどを絡めたら、投資判断はより説得力が増すのかもしれない。
ファンダメンタル分析はどうしても計算する手間が出てくるから、ある程度時間を設けて取り組む必要があるけれど、自分が納得のいく裏付けで投資ができるようになるからオススメです(^^)/